認知症ケアは難しい

【個人の尊厳】

この言葉は決して軽い意味で発してはいけない言葉ではないでしょうか。


どんな病気を患っていらっしゃる方でもプライバシーは守られるべきです。

スタッフは秘密保持義務を守らねばいけません。


自己決定権という言葉があります。

この言葉は「人格的自律権」とも言い換えられる様です。


ただ、認知症を患う方の意思そのものが不安定になっていく病気であり、

認知症を患われている方はその時、時間的に一番近い行動を忘れていってしまう為

「自分で決める事」が出来なくなりがちになってしまうのでしょうか?


人によっては意思が通じなくてずっとイライラしている方もいます。

誰に気持ちを伝えても分かってもらえない

昔はある一つの行動が出来ていた。

けれども今は同じ行動でもどういう手順でやっていたかを覚えていないので

歯がゆい。


「あなた達は何も分かっていないわ!」という言葉を何度も聞いた日もありました。

(必ず誰か個人に対して言うのではなくスタッフ全員に対して言っていらっしゃいました)


だからこそ余計に切ないのですけれども。

別の日には「何だかすごく怒ってしまった様な気がするけども、誰に対して怒っていたか

教えてくれる?」というやりとりもありました。



人間の感情は本当にいろんな表し方があるなあと思っていました。

ご利用者様の懐の深さに感謝致します。

ご本人は相当葛藤の中にいらっしゃるのかもしれないと思いました。


それは私の思い込みかも知れません。しかし、ご利用者さんのドラマを

理解する事も重要だと思うのです。


認知症ケアって難しいと思いませんか???









〜いろはにほへと〜

いろはにほへと、です。 このホームページは、 福祉に対して不思議に感じた事などなどを 書いていきたいと思います♡

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